今回は、鈴鹿ポイントゲッターズ・サッカースクールのトレーニングメニューを紹介したいと思います。
スクールでは、サッカーにおいて必用不可欠な4つの要素で構成され、その向上を目指します。
今回はその中でも必要不可欠であるグループ戦術のトレーニングについて、紹介したいと思います。
そもそもグループ戦術とはなにか?
『グループ戦術とは』
サッカーは攻守において【集団】でどのようにプレー・ポジショニングなど
個々の選手の一つ一つのプレーの連続がグループ戦術になります。
攻撃:壁パス、オーバーラップ、クロスオーバー、第 3 の動き など
守備:チャレンジ&カバー、ゾーンディフェンス、マンツーマンディフェンス など
指導者によって考え方は様々なので正解はありません。
鈴鹿ポイントゲッターズ・スクールでのグルーブ戦術は
(鳥かご(輪舞)、2vs1、4vs2、5vs3、数的優位ポゼッション等)
他にもたくさんの練習はありますが、当スクールでは原則的に8人未満で行う練習内容をグループ戦術トレーニングと扱い、それ以上の人数はゲームトレーニングとしてします。
それではスクールで行っている鳥かご(輪舞)の重要性について紹介したいと思います。
先ず初めに鳥かご(輪舞)とは、ウォーミングアップとしても行われるパス回しのトレーニングメニューの一種で、その形状から”鳥かご”と呼ばれている。1人もしくは数人の鬼役を決め、その鬼役の周囲を囲む多数でボールを回していく。鬼役にボールを奪われないようにパスを回す必要があり、鬼の人数を変えたり、ワンタッチやツータッチなど、タッチ制限のルールを変更していくことも多い。また、輪舞(ロンド)と呼ばれることもある。有名サッカークラブFCバルセロナは、観ている者を魅了するほどパススピードが速く、美しいことで有名である。
〇ポイント
・認知(視線をあげ、周囲の状況を把握する)
・判断(優先順位を意識、そのための有効なポジショニング、体の向き)
・技術(目的達成のための正確なコントロール、正確なパス技術)
当スクールでは、まずはボールを受ける前に顔を上げる大事さ、局面によって首を振る習慣づけ、ただ振るだけじゃなく、首を振った先に何の情報を入れたかそこが大切にしています。それが全ての判断の基になります。
またゴールを奪う、ボールを奪う、前線にボールを運ぶ等、その状況に応じて優先順位を意識した判断能力もポイントになります。
鳥かごなどのポゼッションのトレーニングであれば、「相手(守備)」に対して有効な広がり(幅と深さ)、「味方(ボール保持者)」に対して適切な距離感(サポート)を学べます。相手がいない状況であれば広がりもサポートも必要ありません。またただ広がるだけ、近づくだけでも効果的とは言えません。状況に応じて適切な判断ができるように、子どもたちには周りを観ながら、考えながらプレーすることの大切さを伝えていきます。
またディフェンスに関してもグループ戦術として①ファーストディフェンス②チャレンジ&カバー③攻守の切替と連続、この3つは意識できるように練習のなかで伝えていきます。
最後のポイントは技術です。認知と判断が向上しても狙い通りパスが通らない、思ったようにボールが止まらなければ、ゴールを奪う、相手からボールを取られないといった目的を達成することは難しいと思います。
またディフェンスがいない、選択肢がない状況で技術練習をずっとやっていても状況変化の激しい試合では、通用しないかもしれません。そのため鳥かご等の練習の中で、パスの強さはどうか、味方のどちらの足にパスを出すできか、コントロールをどこに止めるのか、といったポイントを状況に応じて伝えていくことが大切だと考えています。
そして一番大事なのは、身近に居る友の大切さです。困った時の良い手本は上手い人の真似をする、それこそが上達への近道です。持つべきものは友なんです!
サッカーはひとりでは成り立ちません。小学生から個人の技術向上と合わせて、チームでプレーすること、グループで考えてプレーすることを型にはめるのではなく、感じていくことでサッカーがもっともっと楽しくなります!
またそれは将来役に立ったり、自分自身が活躍する力となるでしょう!
沢山練習して何事も楽しみつつ頑張ってください。練習・努力は裏切りません!!必ず上手くなれます!!